晴海通りから銀座並木通りに入っていくと1ブロックのコーナーに静かに構えるベージュのファサードが目に止まる。附近には、海外高級ブランドの出店が続いている。そもそも店名の「ポンテヴェキオ」はフィレンツェのアルノ川に架かる橋の名として、あるいはヨーロッパ最古の貴金属マーケットの発祥の地に由来するそうだ。商品はミラノ近郊の宝飾品の中心地バレンツァにあるデザインスタジオで商品開発され、ベニスに程近い金細工の町ヴィツェンツァの工房より買い付けられている。それらの多くは日常生活の中で気軽に個人的に楽しめ、高品質で洗練された輝きを持つヨーロピアンジュエリーである。

ファサード計画には、静謐さと軽快さが求められていた。外観の白とベージュのコントラストが心地よさを印象づける。夜間には壁全体を柔らかい光で包み込み、別 の表情で主張させた。幸いにも、角地に位置するので二方向ガラス面とエントランスを計画できた。扉は常にされているため開放気軽に入店できる。店内1階で主に対面 販売、2階はコンサルティングスペースになっている。また、それらの空間を結ぶ階段室は、ダブルスキンの壁で構成され、間接光の演出がジュエリーの輝きをより引き立たせるている。